Wi-Fiの速度と規格のお話。

Wi-Fiはバージョンで速度が違う

Wi-Fiは電波を使用して通信を行うため、世界基準として統一規格が定められており、Wi-Fiに関する規格はIEEE802.11という名称となっています。

Wi-Fi規格のIEEE802.11にはバージョンがある

Wi-Fi規格のIEEE802.11にはバージョンがあり、11の後ろにa,b,g,n,ac,adなどが付き、それぞれがバージョンを表しています。

バージョンの違いはそのまま通信速度に違いに直結しているだけでなく、接続する機器同士のバージョンが異なると接続できないこともあります。
そのため、Wi-Fiに接続したい手持ちの機器がどのバージョンに対応していて、Wi-Fiルーターがどうなっているかを把握しておく必要があります。

Wi-Fiは規格によって通信速度が異なる

2018年現在で最も速度が速く普及しているWi-Fi規格は、2014年に策定された11acです。
最大通信速度は6.9gbpと高速で、11ac登場前まで普及していた11nに比べると10倍もの通信速度となっています。

現在は更に高速な11adという規格がありますが、ハイエンドユーザー向けのルーターしか製品がないことと、それに対応した機器が少ないため普及までには数年の時間が掛かると考えられています。
これからWi-Fiを導入する場合は、11acを選択するのがベストな選択と言えるでしょう。

子機より親機のバージョンが優先

例えば、手持ちのスマホが11acに対応していても、親機であるWi-Fiルーターが11nまでしか対応していなければ、11nの通信速度に制限が掛かります。
11acの恩恵を受けるためには、親機、子機ともに11acに対応していなければいけません。

Wi-Fi規格のバージョン

Wi-Fi規格には様々なバージョンがありますが、それぞれがどういった規格になっているか通信速度などの特徴を踏まえて見てみましょう。

IEEE802.11a

  • 周波数帯:5GHz帯
  • 最大速度:54Mbps
  • 特徴:他の電子機器や家電との電波干渉は少ないが、11b,g,nとの互換がない。
  • 主な機器:古いAndroid機器、USB子機など

IEEE802.11b

  • 周波数帯:2.4GHz帯
  • 最大速度:11Mbps
  • 特徴:電子レンジで使用している周波数帯に近いため、電波干渉しやすい。
  • 主な機器:ニンテンドー3DS、PSPなど

IEEE802.11g

  • 周波数帯:2.4GHz帯
  • 最大速度:54Mbps
  • 特徴:11bとの互換があり、11bに比べると5倍の速度を持ちます。
  • 主な機器:iPhone3以前のスマホ、PS3など

IEEE802.11n

  • 周波数帯:2.4GHz帯、5GHz帯
  • 最大速度:600Mbps
  • 特徴:2.4GHz帯、5GHz帯の両方に対応していて、通信速度が速く安定している。
  • 主な機器:iPhone4,4S,5,5S、PS VITAなど

IEEE802.11ac

  • 周波数帯:5GHz帯
  • 最大速度:6900Mbps
  • 特徴:2018年現在、店頭で購入できる最新規格で、高速通信が可能で接続機器も多い。
  • 主な機器:iPhone6以降の端末、ニンテンドースイッチなど

IEEE802.11ad

  • 周波数帯:60GHz帯
  • 最大速度:6800Mbps
  • 特徴:60GHz帯という高い周波数を利用するため、電波干渉は少ないが接続機器が少ない。
  • 主な機器:スマホ

2.4GHz帯、5GHz帯の違いとは

2.4GHz帯は障害物に強いものの、他の家電などとの電波干渉が起こりやすい特徴があり、5GHz帯は電波干渉は殆どないものの、直進性が高いので障害物に弱い面があります。

Wi-Fi規格のベストは11ac

自宅でWi-Fi環境を構築するなら、一番早くて一番快適なWi-Fiにしましょう。
2018年現在、最も適しているのはIEEE802.11acなので、購入するWi-Fi親機は必ず11acに対応しているものを選びましょう。

Wi-Fiの特徴として下位互換があるため親機さえ11acなら、繋げるスマホなどが11nや11gの下位バージョンでも接続することができます。
これから数年は11acが主流となることは確実なので、11acの親機さえ買っておけば接続する機器のことは気にする必要はありません。

11acなら何でもいいわけではない

11acの規格になっていても、アンテナの数が少なかったり電波が弱い親機だと安定した接続を維持できない可能性があります。
壁が多い等の場合は、内臓アンテナの本数が多いものや電波の強いものを選びましょう。

Wi-Fi親機のバージョンはルーターのパッケージを見れば一目瞭然で、11acと記載されているのがわかると思います。
むしろ今発売されているものの大半は11ac規格となっているので、11ac以外を見つける方が難しいと言っても良いでしょう。

11acは11nの10倍以上の速度

11acは11nに比べると通信速度は10倍以上となっているため、無線だからと速度低下を気にする必要はありません。
一番早くて、一番快適なのが11acです。
スマホの通信量を節約するためにも、自宅にネット改善があるならWi-Fi環境の構築は必須と言えるでしょう。

もし購入すべき親機に迷うようであれば、家電量販店などで店員に相談してみましょう。
高価な買い物ではありませんが、自分にあったものを選ぶことが重要です。

Wi-Fiルーターは11ac対応は必須

Wi-Fi規格は何度もバージョンアップを繰り返していますが、現在最も普及しているのが11acと呼ばれる規格です。
11acより以前に普及していた11nと比べても、理論値で10倍以上もの通信速度を実現しています。

通信速度だけでなく安定性の向上によって、快適なWi-Fi環境を手にできます。
11acの通信速度と安定性の向上は、11nに比べて2倍のストリーム数と周波数帯が80~160MHzまで広がったことにあります。

また周波数を接続する子機に向かって、効果的に飛ばす仕組みである「ビームフォーミング」という機能や、複数の接続機器に対して異なるデータを送信する「マルチユーザーマイモ」という技術を搭載したルーターも登場しています。

Wi-Fiルーターは11ac一択も、価格は安定

11acのWi-Fiルーターは、登場して間もない時は高価なイメージがありましたが、2018年現在では1万円以下で購入できるモデルがラインナップされていて、価格は落ち着いていると言えます。

Wi-Fiルーターは様々なメーカーから数多くのモデルが発売されていますが、11ac一択となっており11ac以外を購入することはオススメしません。
あえて速度が遅く、安定性の低いモデルの購入は意味がないからです。

11adもあるが高価で対応機種が少ない

11acとは別の11adという最新バージョンの規格が登場していますが、現時点では対応機器が少ないだけでなく価格もかなり高価です。
そのため、普及までには数年以上は掛かるとみられています。

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